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速さ
基本3
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速さには「秒速」「分速」「時速」という3つの表し方がありますが、「秒速」を「分速」に直したり、「分速」を「時速」に直したりなど、それぞれ単位変換をすることができます。やり方を暗記するのではなく、しっかり意味を考えて変換できるようになりましょう。 |
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1.「秒速」を「分速」に
基本1でもやったように、「秒速2m」とは「1秒間に2m進むことができるスピード」ということです。例題は「このスピード(進み方)なら、1分間に何m進めますか」ということを聞いているのです。これが「分速に変える」ということです。
※ 大切なことは「同じスピードである」ということ。違うのは「与えられる時間」だけ。このことを忘れないようにしましょう。これがわかっていれば、どんな変換でも考えればできますよ。 |
1秒間しか与えられていなかった時間が、1分間与えられます。1分=60秒ですから、60倍の時間が与えられるわけです。つまり、1秒間に2m進んだなら、1分間にはその60倍の距離を進むことができるわけです。
2×60=120 で、120mです。これが分速です。
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2.「分速」を「秒速」に
考え方は同じです。「分速600m」とは「1分間に600m進むことができるスピード」ということです。よって、「このスピード(進み方)」なら、1秒間に何m進めますか」と聞かれています。これが「秒速に変える」ということです。
1分間与えられていた時間が、1秒間しか与えられないわけですね。1分=60秒ですから、60分の1の時間しか与えられないわけです。つまり、1分間に600m進んだなら、1秒間にはその60分の1の距離しか進めないということになります。600mを60分の1にするということは、60等分した1つ分を出すということです。等分のわり算の考え方で計算します。
600÷60=10 で、10mです。これが秒速です。
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3.「分速」を「時速」に、「時速」を「分速」に
考え方は同じです。1分間しか与えられていなかった時間が、1時間与えられます。1時間=60分だから、60倍の時間が与えられるわけです。つまり、1分間に60m進んだなら、1時間にはその60倍の距離を進むことができるわけですね。
60×60=3600 で、3600mです。これが時速です。
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考え方は同じです。1時間与えられていた時間が、1分間しか与えられないことになります。1時間=60分だから、60分の1の時間しか与えられないわけです。つまり、1時間に3000m進んだなら、1分間にはその60分の1の距離しか進めないということになります。よって、60等分しましょう。
3000÷60=50 で、50mです。これが分速です。
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4.「秒速」を「時速」に、「時速」を「秒速」に
考え方は同じです。秒速を分速に変え、分速を時速に変えていってもよいですが、ここでは一気に変えてみましょう。1時間=3600秒ですから、距離も3600倍します。
25×3600=90000 で、90000mです。これが時速です。
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考え方は同じです。これも、まず時速を分速に変え、分速を秒速に変えていってもよいですが、ここでは一気に変えてみましょう。1時間=3600秒ですから、距離を3600分の1にします。
3600÷3600=1 で、1mです。これが秒速です。
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5.距離の単位が違う場合の変換
4.の例題1の「距離が違う」パターンです。考え方は同じです。まずmのままで時速を出し、そのあとでkmに変えます。(kmに変えてから時速を出す方法もあります。)
25×3600=90000 で、これは90000mですので、kmに変えます。90000m=90km。
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まず、距離の単位をmに変えて、そのあとで秒速を出します。(kmのままで秒速を出し、そのあとでmに変える方法もあります。)
わりきれない時は分数にします。
答え 秒速 m |
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