「良い授業」っていったいどんな授業だと思いますか?「とにかく成績が上がる授業」「行くのが楽しくなる授業」…いろいろな授業があると思いますが、西村セミナールームでは「受け終わった後に生徒が満足できる授業」だと思っています。では、どうすればその「良い授業」ができるのか…?その条件は3つあると思います。
まず第1に「適切な指導内容と教材がある」事です。授業時間内に教える事が明確でなければ意味はありません。又、生徒のレベルにあった教材でなければ十分な効果は得られません。そういう意味では、教材の選定を慎重に行なわなければいけませんし、不足している部分は別途プリント等を作る必要があります。
第2の条件は「授業を行なう者の力量がある」事です。いわゆる教師の質ですが、これは一言では言い尽くせません。ただ、最も必要なものは生徒を引きつける「話術」であると西村セミナールームでは思っています。
少なくとも講師の学歴や知識だけでは、良い授業は出来ません。教師は生徒に対して「新しい事」を伝えるわけですので、この「新しい事」をいかに印象的に伝えるか…演者としての才能が必要になります。生徒自身に「そうか、わかった」と感動させる事が教師の醍醐味ですので、少なくとも眠くなるような授業や生徒の反応を気にしない授業をするような者は教壇に立つ資格は無いと思っています。
さて第3の条件ですが…ここが最近崩れつつあります。「良い授業」をする条件は、実は教える側だけではないのです。「授業を聞こうとする生徒」の存在も大事になります。聞く意志(理解しようと頭を使う事)が出来ていなければ、第1・第2の条件が揃っていてもそれは単なる「音」でしかありません。まさに「馬の耳に念仏」の状態になってしまいます。
授業とは一方的に受けるものではありません。同じ空間(教室)にいる以上、お互いのコミュニケーションによって授業は構成されています。聞き手である生徒も授業に真剣に「参加」しなければいけません。西村セミナールームでは、生徒のいないスタジオでテレビカメラに向かって「講義」をする事に魅力は感じません。かといって目の前にいる生徒に背を向けて黙々と「授業(ひとりごと)」を進める破廉恥な行為も出来ません。
西村セミナールームでは塾生1人ひとりとしっかり向き合って、命の通った「良い授業」をする事にこだわり続けたいと思っています。 |